このページテーマは日本語フォントを探そう...。ですが、定番の和文フォント以外にも定番の欧文フォントの見本もあります。よく見てフォントを比較してみると、一見似ているような書体でも、わずかな違いが大きく感じるはずです。
自分の好きな書体を探して、和文と欧文の組み合わせや文字組の定番を見つけてみてはいかがでしょうか? また、フォントの教科書としても重宝します。
定番フォントと言っても、ビジネスマターで使用されている大手フォントメーカー(使用承諾を受けたフォント)をベースとしてます。個人レベルで使用したいので有料フォントはちょっと...という方はこの後紹介する無料でダウンロード可能な日本語フォントサイトをご覧ください。
紹 介
和文・欧文の定番フォント、和文と組み合わせる欧文フォントなど、スタンダードなフォント約700種類の組見本を掲載した書体見本帳。
そのほか、代表的な書体会社、書体デザイナー、販売サイト、組版のポイント、用語解説など、タイポグラフィに役立つ情報をまとめた永久保存版のガイドブック。
目 次
1 定番和文書体
(和文書体の見分け方 定番見出し書体 ほか)
2 定番欧文書体
(欧文書体の見分け方 定番欧文書体 ほか)
3 和欧混植
(イワタ明朝体オールド 源ノ明朝 ほか)
4 組版
(和文編 欧文編)
5 付録
(欧文書体の用語解説 書体名索引)
書誌情報
発行:グラフィック社
A5判:384ページ
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-7661-3086-7
発売日:2017年8月
※大きな画像で見たい方は↓(クリック) ▶︎グラフィック社の「定番フォント ガイドブック」掲載ページへ。
フォントかるた
フォント名を聞いて札を取る!
君は違いを見分けられるか?
フォントかるた制作チーム
おもしろいマニアックなゲーム(かるた)に遭遇しました。
このページのオープニングでも触れた「愛のあるユニークで豊かな書体」という言葉が、48枚のかるたの「取り札」に印刷されています。それは全て違うフォントで印刷されていて「読み手」が「読み札」に書かれている「フォント名」を読み上げ、同フォントの「取り札」を取り合うというゲーム。
恥ずかしながらこの「フォントかるた」の存在を正直わたしは知りませんでしたが...。楽しみながら和文フォントをおぼえることもでき、拡張キットもあるそうなのでフォントマニアにも、そうでない人にも関係なく楽しめそうです。思わず掲載していまいました。購入はヴィレッジヴァンガードオンラインSHOPをはじめ数カ所あり。詳細は下記から。
使用書体
・使用書体:かるた BOLD/リュウミン B-KO/ヒラギノ明朝体 W8/小塚明朝 M/游明朝体 M/A1 明朝/マティス EB/ヒラギノ角ゴ W7/ゴシックMB101 B/游ゴシック体 B/こぶりなゴシック W6/太ゴB101 Bold/MS ゴシック/メイリオ/AXIS FONT ベーシック M/中ゴシックBBB/ゴナB/新ゴ R/新丸ゴ M/ヒラギノ丸ゴ W6/秀英丸ゴシック B/じゅん 34/筑紫A 丸ゴシック Bold/ナールDB/ナウ MU/わんぱくゴシックN B/ナウ GU/ハルクラフト Heavy/ハッピーN H/タカハンド B/くもやじ R/フォーク B/丸フォーク B/カクミン B/竹 B/創英角ポップ体/はるひ学園 L/明石 L/正楷書CB1/角新行書 M/モアリア B/教科書ICA M/ふい字/武蔵野/TB 古印体/勘亭流/プリティー桃 Bold/凸版文久明朝 レギュラー
詳細について
予定外(番外編)として思わず入れてしまった情報ですので、詳しくは「フォントかるた」のサイトをご覧ください...。
▶︎「フォントかるた」掲載ページへ。
フリーフォントが見つかるサイト
FONTDASU
フォントダス
無料で商用可能なフリーフォントを比較して検索
ブログもあって楽しいフォントサイト
オリジナルフリーフォントを制作・配布しています。ダウンロードはフォントの各バナー画像をクリックするとフォントを解説するページにリンクします。そこから可能です。
フォントダスには、前述した「石井中明朝体 MM-A-OKL」に似た(個人的に思う)フォント「しっぽり明朝」があります。
※ここからリンク↓(クリック)
▶︎FONTDUS(フォントダス)のTOPページへ。
FONT FREE
フォントフリー
無料で使える! 日本語フリーフォント投稿サイト
楽しい日本語フォントがいっぱい
FONT FREE(フォントフリー)は、無料で使える日本語フリーフォント投稿サイトです。
漢字やカタカナ、ひらがなをはじめとした日本語の無料フォントを、明朝やゴシック、手書きなどのカテゴリーから探すことができるので、書体を選びやすいサイトです。
※ここからリンク↓(クリック)
▶︎FONT FREE(フォントフリー)のTOPページへ。
もじワク研究
歴史の変遷をフォントで表現する
マメロンは個人的に大好きなフォントの一つです。
オリジナルティー溢れるフォントが集合しています。サイトにある「研究ノート」も面白いです。
※ここからリンク↓(クリック)
▶︎もじワク研究のTOPページへ。
FONTPO
フォントポ
はれのそら明朝は個人的に大好きなフォントの一つです。
フォントポは、日本語(和文)や英語(欧文)のフリーフォントを、無料でダウンロードできるサイトです。商用利用可能なので、どうぞ気軽にご利用ください!
※ここからリンク↓(クリック)
▶︎FONTPO(フォントポ)のTOPページへ。
フォントについて|編集後記
今回、無料で使用可能な日本語フォントが見つかるサイトをいくつか紹介しましたが、
比較的ページ数の多い雑誌やカタログのような編集デザインなどを制作する現場では、DTPスタッフやデザイナー、印刷会社は共通のフォントを所持している(皆がフォント使う権利を保持)必要があり、同じフォント環境下でないと仕事はできません。
ですので「有料フォントは高いから...所持していません。」という言い訳は通じません。イラストレーターやフォトショップ 、インデザインなどのソフトを所有していないのにデザインをやらせてください...と営業に行く制作会社やデザイナーはいないのと同じです。
“ PCなしでDTPをやるようなもの。”と同レベルになりますので、目指す仕事や内容、またはパブリックな仕事をしたい場合はやはり王道フォント会社(モリサワは必須)のフォントを入手するかサポートを受ける必要がありますので、興味がある人は下記リンクからご覧ください。
▶︎「株式会社モリサワ」掲載ページへ。
▶︎「モリサワパスポート」掲載ページへ。
ベストなフォント環境は「モリサワパスポート」+「プロジェクトに必要なフォント」+「自分が好きなフォント」ということになるでしょうか...。グーグルフォントやAdobe Fontsも活用できます。
小規模な企業やショップ、個人レベルの使用の場合、フリーフォントは重宝すること間違いなしです。
ちなみに前述した『フォントかるた』の取り札48枚のフォントのほとんどは「モリサワ」で、フリーフォントもすこし混ざってます。『ナール』『ゴナ』は「写研」の写植書体でデジタル化は今のところされていません。(なのでマニアック)
※利用規約などは各サイトでご確認ください。
あなたにあったフォントが見つかりますように...。